補助金で買える設備・買えない設備 一覧表(2026年想定版)
補助金を検討する多くの事業者が、まず悩むポイントが「この設備、補助金で買えるの?」という点です。
実際、補助金は制度によって対象・対象外が異なり、誤解されやすい部分でもあります。
そこで本記事では、2026年に想定される補助金(持続化/IT導入など)で買える・買えない設備を一覧表で分かりやすく整理しました。
2025年の過去傾向や制度方針をもとにしているため、現時点での判断基準としてご活用いただけます。
補助金で「買える設備」一覧(2026年想定)
以下は、2025年までの公募要領を参考に、2026年も採択されやすいと想定される設備一覧です。
飲食店で買える設備
設備項目 |
例 |
説明 |
|---|---|---|
厨房設備(省力化・効率化目的) |
業務用冷蔵庫、フライヤー、スチコン、IH、食洗機 |
※補助金により可否が大きく異なる。省力化系では対象になりやすい。作業時間短縮・人員削減の根拠が必要 |
内装・導線改善工事 |
客席配置変更、間仕切り工事、照明工事、給排水工事 |
回転率の向上、衛生環境改善、サービス向上につながる内容は対象になりやすい |
キャッシュレス・会計機器 |
POSレジ、券売機、セルフレジ |
省力化・無人化・会計業務の効率化として採択されやすい |
デジタル設備・ITツール |
予約管理システム、セルフオーダー端末、在庫管理システム |
人手不足対策・業務効率化として近年ニーズが増加 |
販促・集客ツール |
HP、SNS広告、メニュー開発、看板 |
持続化補助金で最も採択されやすい定番領域 |
衛生管理設備 |
空調、換気設備、業務用加湿器、手洗い場改善 |
衛生向上・感染症対策として説明できれば対象になりやすい |
美容サロンで買える設備
設備項目 |
例 |
説明 |
|---|---|---|
美容機器(業務用) |
高周波、HIFU、LED美顔器、キャビテーション等 |
※補助金によって可否が異なるため要確認。販路拡大・生産性向上への効果説明が必須 |
施術環境(環境改善系) |
ベッド、チェア、照明、間仕切り |
※持続化は原則NG。ものづくり・省力化補助金では業務効率化目的で一部可 |
ITツール |
予約管理システム、顧客管理アプリ、SNS分析ツール |
業務効率化・集客強化につながるため補助金と相性◎ |
広告・販促物 |
ホームページ、LP、広告運用 |
持続化では最も採択されやすいカテゴリ |
内装工事 |
個室化、照明工事、防音、導線改善 |
工事を伴う場合は対象になりやすい(持続化でも可) |
小売店・ECで買える設備
設備項目 |
例 |
説明 |
|---|---|---|
店舗設備(導線改善・販路拡大) |
ショーケース、什器、レジ、セミセルフレジ |
新規顧客獲得、回遊率向上、業務効率化につながる内容は対象になりやすい |
EC強化設備 |
撮影セット、照明、撮影背景、商品ページ制作 |
EC販路拡大の文脈で採択されやすい(PC・カメラなど汎用品は補助金ごとに可否が分かれるため要確認) |
デジタルシステム |
在庫管理システム、棚卸しアプリ、POS連携システム |
IT導入補助金で特に人気。作業負担軽減や欠品防止の根拠を示すと効果的 |
キャッシュレス・会計機器 |
POSレジ、キャッシュレス端末、自動釣銭機 |
業務効率化・省人化として多くの補助金で対象になりやすい |
販促・集客ツール |
ホームページ、ECサイト構築、SNS広告 |
小売店の定番領域で、持続化補助金との相性が特に良い |
建設・解体・工事業で買える設備
設備項目 |
例 |
説明 |
|---|---|---|
小型重機(省力化・安全性向上) |
ミニバックホウ、タイヤショベル、小型ブル |
省力化・安全性向上の効果が明確な設備は対象になりやすい。特に省力化補助金と相性が良い |
電動工具・専用機 |
コアドリル、コンクリートカッター、ハンドブレーカー |
作業効率化・工程短縮・人員削減の根拠があれば対象になりやすい |
車両関連(特殊・専用用途) |
ダンプ、ユニック車、架装済みトラック |
営業車(バン・乗用車)は不可。事業専用性が強い車両は可になる可能性がある |
安全対策・測量・現場管理 |
ドローン測量、3Dスキャン、レーザー墨出し器、ウェアラブルカメラ |
現場の安全性向上・品質管理の高度化として採択されやすい |
事務所・現場のデジタル化 |
工事管理アプリ、勤怠管理、クラウド施工管理 |
DX・省人化のテーマと相性が良い。IT導入補助金で人気 |
内装工事・作業場整備 |
作業場の拡張、照明改善、動線確保 |
生産性向上・安全性確保のための工事は対象となることがある |
補助金で「買えない設備」一覧(2026年想定)
過去の公募要領の傾向から、2026年も対象外となる可能性が極めて高い設備は以下の通りです。
買えない可能性が高い設備
設備項目 |
例 |
理由(補助金横断で誤解のない表現) |
|---|---|---|
営業車両(一般車) |
乗用車、軽バン、ハイエース |
私用との区分が困難なため、補助金では原則対象外。特殊用途の車両のみ例外的に可 |
汎用PC・スマホ |
家庭用PC、iPhone、タブレット |
事業専用性が低いと判断され、ほぼすべての補助金で対象外 |
家具・家電(単品購入) |
テレビ、ソファ、家庭用冷蔵庫 |
装飾・快適性目的とみなされ、事業効果と結びつかないため |
汎用工具(小型工具) |
ドライバー、ノコギリ、レンチ |
汎用品扱いで設備投資と認められず、生産性向上が示しにくい |
消耗品 |
文具、洗剤、紙コップ、トナー |
補助金の対象外(消耗品扱い)で、設備とみなされない |
補助金の可否は「目的」で決まる
同じ設備でも、“なぜ必要なのか”という目的の書き方で対象かどうかが変わることがあります。
例えば…
例:ミニバックホウ
✔ 作業工程の短縮
✔ 外注費の削減
✔ 安全性向上
→ 採択される可能性が高い
✖ 単に新しい機械が欲しい
→ 採択されない
設備購入で失敗しないために
補助金は設備を買った後に申請するのはNGです。
必ずしなければいけない事は以下の4つです。
-
見積取得
-
設備仕様の確認
-
契約・発注前の申請
-
補助金の対象要件のチェック
これらの手順が必要です。
設備投資系は、見積書の不備がもっとも落ちやすいポイントでもあるため、事前確認が重要です。
いつ相談すればいい?
設備投資の補助金は、公募の2か月前から相談いただくと採択率が大きく上がります。
理由は、
-
課題整理
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投資効果の説明
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数値計画の整合性
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設備仕様の確認
