デジタル化・AI導入補助金を徹底解説
2026年度から、従来のIT導入補助金は 「デジタル化・AI導入補助金」 へと刷新されました。
今回の制度改正の最大の特徴は、
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AI活用の明確化
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賃上げ目標の厳格化
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生産性向上の数値証明重視
という3点です
単なるソフト購入支援ではなく、
「AIを活用して業務を変え、賃上げ原資を生み出せるか」 が強く問われる制度になっています。
1.なぜ「IT」から「デジタル化・AI」へ?
従来型のIT導入と、今後求められる姿の違いを整理すると
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これまで:ツール導入中心のデジタル化
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これから:AI活用による本格的な業務改革・人手不足対応
背景には、深刻な人材不足と、付加価値向上を伴う成長投資の必要性があります
2.【重要】2026年からの賃上げ要件とは?
2026年度は 「給与支給総額の増加」 が特に重視されます。
▶ 新しい考え方
従来の固定的な賃上げ率ではなく、
日本銀行の物価目標+上乗せ率(1.0%または1.5%)
という “動的目標” に変わりました。
インフレが進むほど、求められる成長率も高くなる仕組みです。
▶ 高額申請時の注意点(150万円以上)
通常枠で150万円超を申請する場合は、
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給与支給総額:日銀目標+1.0%以上
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事業場内最低賃金:+30円以上
という 二重要件 が課されます
目標未達の場合、補助金の返還が求められる可能性がある点は重要です。
3.補助対象となる「AIツール」の定義
AIツールは次の2種類に整理されています。
✅ 生成AI
文章・画像・プログラムを生成するAI
例:Chat系ツール、画像生成AI など
✅ 非生成AI
分析・予測・分類を行うAI
例:需要予測、AI-OCR、データ分析ツール
いずれも補助対象になり得ますが、
業務改善との結び付きが必須 とされています
4.5つの申請枠と補助内容
2026年度は次の5枠構成です。
1️⃣ 通常枠
2️⃣ インボイス枠(対応型)
3️⃣ インボイス枠(電子取引)
4️⃣ セキュリティ対策推進枠
5️⃣ 複数社連携デジタル・AI活用枠
それぞれ補助対象や条件が異なり、導入目的に合った枠選びが重要です
5.補助金額と業務プロセス要件
▶ 通常枠の考え方
改善プロセス数 |
補助額 |
補助率 |
|---|---|---|
1~3プロセス |
~150万円 |
1/2 |
4プロセス以上 |
~450万円 |
1/2 |
※150万円超の場合は賃上げ要件が必須となります
6.2026年度 公募スケジュール
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1月下旬:事前登録開始
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3月下旬:交付申請開始(予定)
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春~夏:審査・交付決定
