確定申告と補助金を別々に考えた会社の3つの落とし穴
1月後半になると、確定申告の準備と同時に「今年は補助金も使いたい」という声をよくお聞きします。
しかし現場では、確定申告と補助金を別のものとして考えてしまったために、せっかくのチャンスを逃すケースが少なくありません。
今回は、会計事務所の現場で実際によく見る失敗と、その対策をお伝えします。
失敗1|節税を優先しすぎて、補助金の説明が苦しくなった
確定申告では税金を抑えるために、できるだけ経費を増やしたいと考えるのは自然なことです。
しかし補助金の審査では、申告書の数字から「事業の継続力」や「投資の必要性」が読み取られます。
極端に利益を小さく見せてしまうと、
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本当に投資できる体力があるのか
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事業計画が現実的なのか
と疑問を持たれることがあります。
対策
節税と補助金はどちらか一方ではなく、バランスで考えることが大切です。申告前の段階で、今年の投資計画と一緒に数字を設計するのが理想です。
失敗2|数字の理由を説明できなかった
売上が下がった、原価が上がった、人件費が増えた――。
申告書には結果だけが表れますが、補助金では「なぜそうなったのか」が必ず問われます。
理由を整理していなかったために、
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審査で説得力が弱くなる
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計画と実態がつながらない
というケースが多く見られます。
対策
確定申告の数字を見ながら、変化の理由を言葉にしておくことです。これが補助金申請書の土台になります。
失敗3|締切直前に一気に作ろ
確定申告が終わってから補助金を考え始めると、
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設備の選定
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見積り
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