2月に多い“もったいない失敗”

確定申告と補助金を別々に考えた会社の3つの落とし穴

1月後半になると、確定申告の準備と同時に「今年は補助金も使いたい」という声をよくお聞きします。
しかし現場では、確定申告と補助金を別のものとして考えてしまったために、せっかくのチャンスを逃すケースが少なくありません。
今回は、会計事務所の現場で実際によく見る失敗と、その対策をお伝えします。

失敗1|節税を優先しすぎて、補助金の説明が苦しくなった

確定申告では税金を抑えるために、できるだけ経費を増やしたいと考えるのは自然なことです。
しかし補助金の審査では、申告書の数字から「事業の継続力」や「投資の必要性」が読み取られます。
極端に利益を小さく見せてしまうと、
  • 本当に投資できる体力があるのか
  • 事業計画が現実的なのか
と疑問を持たれることがあります。

対策

節税と補助金はどちらか一方ではなく、バランスで考えることが大切です。申告前の段階で、今年の投資計画と一緒に数字を設計するのが理想です。

失敗2|数字の理由を説明できなかった

売上が下がった、原価が上がった、人件費が増えた――。
申告書には結果だけが表れますが、補助金では「なぜそうなったのか」が必ず問われます。
理由を整理していなかったために、
  • 審査で説得力が弱くなる
  • 計画と実態がつながらない
というケースが多く見られます。

対策

確定申告の数字を見ながら、変化の理由を言葉にしておくことです。これが補助金申請書の土台になります。

失敗3|締切直前に一気に作ろ

確定申告が終わってから補助金を考え始めると、
  • 設備の選定
  • 見積り
  • 事業ストーリー
を短期間でまとめることになり、どうしても内容が薄くなります。

対策

1~2月のうちに方向性だけでも決めておくと、締切前の負担が大きく減ります。早めの準備が、そのまま採択率に直結します。

いまからできる3つのこと

1.今年やりたい投資をメモにする
2.申告書の数字の“理由”を整理する
3.税務と補助金をセットで相談する
この3つだけでも、補助金の見え方は大きく変わります。

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